2016年にブラジルで開催される夏のオリンピック、リオデジャネイロオリンピック2016の男子10000mの日本代表の選考条件について調べました。

陸上長距離のオリンピック種目というと5000m、10000m、そしてマラソンです。

10000mの日本代表は6月の日本選手権までの試合結果により選考が行われ6月末に選考結果が発表されます。

内定条件・選考条件と参加標準記録、候補となる参加標準記録を突破している選手をまとめました。

リオオリンピック2016 男子10000m日本代表の選考条件

陸上のオリンピック日本代表には内定条件と選考条件が設定されています。

1)内定条件
①北京世界選手権の各種目 8 位以内の成績を収めた日本人最上位の競技者
②派遣設定記録を満たし、日本選手権 8 位以内の成績を収めた最上位の競技者
③参加標準記録を満たした、日本選手権優勝者

2)日本選手権終了時点の選考条件
①日本選手権において 8 位以内の成績を収め、派遣設定記録を満たした競技者
②日本選手権において 3 位以内の成績を収め、参加標準記録を満たした競技者
③2016 日本グランプリシリーズ、またはゴールデングランプリにおいて日本人 1 位の成績を収め、
参加標準記録を満たした競技者
※ただし、日本選手権で 8 位以内に入賞することを条件とする。
④選考条件①、②、③に該当しない、強化委員会が推薦する参加標準記録を満たした競技者

男子1万mで①の世界選手権2015で8位以内に入った日本人選手はいないので内定・選考対象者ともに日本選手権までの試合結果で決まります。

日本選手権は2016年6月24日~26日に愛知のパロマ瑞穂スタジアムで開催されます。

リオオリンピック2016 男子10000m日本代表の派遣設定記録と参加標準記録

派遣設定記録
27′31″43

参加標準記録
28′00″00

対象となる範囲は2015年1月1日から2016 年7月11日です。

リオオリンピック2016 男子10000mの派遣設定記録と参加標準記録を達成している選手

ちなみに派遣設定記録を突破するタイムを出したことがある日本人は2人だけ。
村山紘太選手(旭化成) 27分29秒69(2015年11月28日) 日本記録
鎧坂哲哉選手(旭化成) 27分29秒74(2015年11月28日)

村山紘太選手と鎧坂哲哉選手は日本選手権で8位以内に入れば内定となります。

期間内に28分以内のタイムを出している主な選手はこちら

名前 タイム 日付 所属
村山紘太 27:29.69 2015/11/28 旭化成
鎧坂哲哉 27:29.74 2015/11/28 旭化成
村山謙太 27:39.95 2015/5/9 旭化成
設楽悠太 27:42.71 2015/5/9 Honda
大迫傑 27:45.24 2015/5/29 ナイキ・オレゴン・プロジェクト
大六野秀畝 27:46.55 2015/11/28 旭化成
設楽悠太 27:53.84 2015/11/28 Honda
宇賀地強 27:55.02 2015/11/28 コニカミノルタ
山本浩之 27:55.40 2015/11/28 コニカミノルタ
佐藤悠基 27:57.13 2015/5/2 日清食品グループ
小野裕幸 27:57.85 2015/7/16 日清食品グループ
横手健 27:58.40 2015/7/16 富士通

※タイムが速い順にランキングで掲載しています。

これらの選手は日本代表の選考の対象になります。

リオデジャネイロオリンピック2016の日本代表に選ばれるのはどの選手でしょうか。

発表は2016年6月末の予定です。