過去のオリンピックの男子マラソンに日本代表として出場しメダルを獲得した日本人の歴代メダリストを紹介します。

日本人のオリンピックマラソン競技でのメダルは1992年のバルセロナオリンピック以来ありません。

日本出身の日本代表が獲得したメダルは銀メダル2つ、銅メダル1つの計3つです。

日韓併合時代に朝鮮半島出身選手が日本代表としてベルリンオリンピックで獲得したメダルを含めると金メダル1つ・銅メダル2つを加えた5つになります。

オリンピック男子マラソンの日本人の歴代メダリスト・メダル獲得選手

1992年 バルセロナオリンピック
銀メダル 森下広一

※森下広一選手は鳥取県出身・旭化成に所属していた陸上選手で現在はトヨタ自動車九州の監督です。

1968年 メキシコシティオリンピック
銀メダル 君原健二

※君原健二選手は東京オリンピック・メキシコオリンピック・ミュンヘンオリンピックにも出場しミュンヘンオリンピックでも5位入賞しています。

1964年 東京オリンピック
銅メダル 円谷幸吉

※円谷幸吉選手は東京オリンピックで10000mにも出場し6位入賞しています。

参考:日本統治時代の朝鮮半島出身の選手

1936年 ベルリンオリンピック
金メダル 孫基禎
銅メダル 南昇竜

※ベルリンオリンピックの開催時は朝鮮半島が日本に統治されていた時代だったため現在の韓国や北朝鮮出身の選手も日本代表として出場しています。

孫基禎選手はアジア初のマラソン金メダリストで大韓民国建国後は韓国の陸上のコーチなどを務めました。

南昇竜選手は現在の韓国出身ですが大学は明治大学に進学し箱根駅伝にも出場しています。

第二次世界大戦後は祖国である韓国に戻り、選手生活を続け1947年のボストンマラソンにも出場しています。

五輪歴代マラソン優勝者記念碑の孫基禎選手の国籍は「Japan」から「Korea」と書き改められているそうなのでお二人とも参考として掲載させていただきました。